兵庫県へ               7月7日のブログ

 昨日一昨日と兵庫県の本願寺派の御寺院へご法話をさせてもらいにいきました。相生市の法林寺さんです。静かな山里にある歴史ある御寺院様でした。

 こちら鈴鹿市からですと遠く感じるところですが、実際は名古屋まで45分そして新幹線で1時間50分で着きました。

 初日は昼と夜、二日目は午後の三座ありました。初日の夜の法座が終わった後、残った人達でお酒を交えた座談会を行いまして楽しい親睦会となりました。

 この二日間を振り返りますと、法話をさせていただいたのは私でしたが、住職さんと坊守さんが熱心に聴聞され、後で感想を話されたのを聞きますと、私の話以上に深く話を聞いておられるようで、実は私が育てられる機会を得たことを知らされました。それはなかなかない機会だと思います。聞く姿勢のできている方は、どんな話であってもそこから深く仏法の真理をくみとっていけるようです。私なんかは、話を聴聞する時は、その話を自分勝手に評価して、いい悪いと決めつけていましたが、こちらのご住職と坊守様は、その身を通して聞いておられたようで、話以上の深い味わいを語っておられ、正直驚きました。聞き方の姿勢をあらためて考えさせられました。その意味においても本当に有難かったです。

 

 追伸、写真を撮るのを忘れた為、アップできないのが残念ですが、境内の裏山からは美しい鶯の鳴き声も聞こえてきました。