常在説教    (6月4日のブログ)

 今朝は本山で、朝のお勤めの後の法話をさせていただきました。

この法話を常在説教といいます。何故そうよぶのかはわかりませんが、

おそらく一年365日毎朝あるからなのだと思います。

 今日は私の番でした。毎朝7時から本山の如来堂、御影堂の両御堂で順におつとめがあり、御影堂でのお勤めの後に法話であります。

 日によってお勤めのお経が違いますので、時間も違いますが、だいたい7時半すぎからです。法話時間はだいたい15分が目安です。

 しかしこの15分、話してみると長いようで短く、また短いようで長い不思議な時間です。もちろんきっちり時間どうりにはならず、もう充分時間をかけて話したと思っても、後で確認すると10分くらいだったり、またまだ話足りなくて、自分が満足するまで話して、時計を見ると、8時を回ってた。ということもありました。

 事前にきちんと話の整理をしておかないといけないことを、いつも心がけています。またお聴聞される方々はほぼ毎日同じ方々です。

 夏も冬も雨の日もかわりなく来られる方が数名座ってみえます。その方々の真剣なお姿を思うとき、自分も身が引き締まる思いがします。

 私にとって御本山での朝の法話は真剣勝負、といったら語弊があるかもしれませんが、聴聞される方々に今の自分の聞法姿勢をすべて晒して聞いていただく、いい加減な話はできない、そんな心持なのです。

 次回は11日にお話させていただきます。

 お時間ありましたらぜひお待ちしています。