雨の日のどくだみさん    (6月11日のお話)

今日はこちらは一日雨降り。

私は朝は御本山の朝のお勤めの後の法話をさせていただき、その後はお葬式等忙しくしておりました。

 

 夕方お寺にもどり坪ノ内を見ると、庭一面にどくだみさんが花を咲かせておりました。しかも梅雨の冷たい雨を受けて、まるで互いに励まし合っているようです。

 さっそくパチリと写真に収めました。何枚か撮りましたが、残念ながらこのブログには写真は一枚しか載せられないようです。こちらはたくさん写した中の一枚です。雨に濡れている夕方のどくだみです。

 どくだみについて少し調べてみますと、別名(毒溜め)、

または(地獄蕎麦)などなどおどろおどろしい名前がありました。

 解毒作用があったり、薬草になったりするようです。(詳しくは植物図鑑で調べてください)

 日々忙しい忙しいと言っている私に、植物達は静かに囁いてくれているのかもしれません。

 

    蟻よ その草が 木に見えるか

    その石ころが 岩に見えるか

    蟻よ  私は 何に見える

                  (星野富弘)