聴く   (10月21日のおはなし)


聴くという字を書いてみました。

この字は、耳に十四の心、と書くのですね。

先日の「恥」は(耳に心)、でした。

 この聴くは、(耳に十四の心)です。十四の心とはなんでしょうか。

 ちなみにこの(きく)には、他にも「聞く」があります。

そして聞くと合わせて、「聴聞」といいます。これに(お)をつけたら

「お聴聞」、つまり仏法を聞くことです。

 いずれにしても(きく)には(耳)がついています。

 しかしただ耳で聞くのではないのでしょう。耳を通して全身で聴く。

 そんな意味のある深い言葉でありましょう。