往き易くして人なし  (10月22日のおはなし)

こんばんわ。今日も快晴のお天気でした。

ここしばらく雨が降っていなので、すべてにおいて少し乾燥気味の気がしますが、どうでしょうか。

ところで今日は「易往而人」(いおうにむにん)と書いてみました。余り大きくすると字の下手さが際立つのでこの大きさですが、これは「仏説無量寿経」の中に出てくるお言葉で、極楽浄土は、

 「往き易くして而(しか)も、往く人なし」という意味です。

つまりあえて簡単にいうならば、(極楽浄土へは人間の自分のつくった功徳や努力では往くことはできないが、阿弥陀仏のおはたらきでならとても簡単に往ける。)という意味です。

 私たちは自分の力を頼りに生きていますので、時にはそれを過信することがあります。そんな私にこの言葉は、(自分の力も大事だけど、自分の力だけじゃどうにもならない時もあるよ。自分の力には限界があるよ)と教えてくださっています。